窓館がある北九州はも、日中は涼しく、朝晩は肌寒さを感じる季節になってきました。
衣替えや模様替えをするご家庭も多いこの時期、部屋の印象を左右する「カーテン」も見直してみませんか?
実は、カーテンにも寿命があり、見た目以上に劣化が進んでいることがあります。
そこで今回は、カーテンの平均寿命と交換の目安について詳しく解説します。
交換のサインやお手入れ方法を知って、心地よい住まいを保ちましょう。
カーテンの寿命は、一般的に 4~5年程度 と言われています。
ただし、使用環境などによって大きく変わります。たとえば、リビングなど日当たりの良い場所では、日光による色あせや生地の劣化が早く進む傾向にあります。一方で、寝室や北向きの部屋など直射日光が少ない場所では、10年以上使えるケースも珍しくありません。
また、エアコンの風や結露、喫煙なども寿命を縮める原因になります。見た目がきれいでも、遮光性や防音性などの機能が低下している場合は、交換を検討する時期かもしれません。
カーテンは毎日目にしているため、少しずつ進む劣化に気づきにくいものです。
しかし、以下のような「交換サイン」が見られたら要注意です。
長年の使用による紫外線の影響で、生地の色が薄くなったり、糸がほつれたりすることがあります。特にレースカーテンは3〜5年ほどで劣化が進みやすいため、定期的なチェックが大切です。
購入当初と比べて、遮光カーテンなのに光が差し込むようになったり、断熱・保温カーテンなのに暖かさや涼しさをあまり感じられなくなった場合は注意が必要です。
遮光タイプのカーテンの中には、裏面に樹脂加工が施されているものがあります。この樹脂は経年で劣化し、触るとべたついたり、剥がれやひび割れが生じることがあります。
タバコや料理の煙、湿気によるカビなどで、カーテンには徐々に汚れや臭いが染み込みます。洗っても取れにくいにおいが残る場合は、衛生面から見ても交換時期といえるでしょう。
カーテンを少しでも長く使うためには、日常的なお手入れが欠かせません。
寿命を延ばすための具体的なポイントを3つにまとめました。
カーテンはホコリや花粉、タバコの煙などを吸着しやすく、放置するとダニやカビの原因になります。
週に一度は掃除機のブラシで軽くホコリを吸い取り、年に1〜2回は洗濯表示を確認して丸洗いするのがおすすめです。洗濯後はしっかり乾かしてから吊るすことで、シワやカビを防げます。
日光や風の影響を受けやすい窓と、あまり使用しない窓のカーテンを入れ替えることで、劣化を分散させることができます。
こうしたローテーションを取り入れるだけでも、カーテンの寿命を長く保つことが可能です。
梅雨の時期は、窓を開けて換気したり、除湿機やエアコンのドライ運転で湿気を減らすとカビや変色を防げます。
冬は、結露防止シートを貼ったり、カーテンを少し離して吊るすことで結露による生地の傷みを抑えられます。また、日差しが強い季節は、レースカーテンやUVカットカーテンを二重にかけることで、日光をやわらげ、色あせや生地の劣化を防ぐことができます。
カーテンの寿命は およそ4~5年。
色あせやほつれ、におい、機能の低下が見られたら交換のタイミングです。
日頃の掃除や洗濯を習慣にすれば、寿命を延ばすこともできます。
交換する際は、デザインだけでなく遮光性・防炎性・UVカットなどの機能もチェックしましょう。
どんなカーテンが自分の部屋に合うか迷ったときは、専門店やプロに相談するのが安心です。
最適な素材やサイズを選んでもらえば、快適で長く使える空間が手に入ります。